硬質地盤クリア工法

工法概要

多くの長所を持つ優れた圧入工法にも唯一の弱点があります。それが、硬質地盤への圧入です。特に玉石混じりの砂礫層などの場合、単独圧入はもちろんのこと、ウォータージェット補助併用工法でも十分な効果は発揮できません。この硬質地盤を、オーガ削孔と連動させ無振動・無騒音などの圧入の優位性を損なうことなく適用範囲を飛躍的に広げたのが「硬質地盤クリア工法」です。
機体は軽量・コンパクトで周囲への威圧感もなく、転倒の危険性もありません。また、従来は困難とされた狭隘地や傾斜地での施工が可能となっただけでなく、システム技術により環境負荷を大幅に軽減することを実現しました。

特徴・メリット

1.無振動・無騒音。
2.転倒の心配がない。
3.機械は軽量・コンパクト。
4.杭の支持力を確認しながら施工できる。
5.高精度の施工ができる。

〜多くのメリット〜

■玉石・礫を含む地盤や岩盤などの硬質地盤への圧入ができる。
■従来の杭打機のような転倒の危険性や威圧感がない。
■機体は軽量・コンパクトで、狭い場所や傾斜地でも施工可能。
■削孔は最小限に抑えるたま排土量は少なく、強度な完成杭を構築できる。
■独自のシステム施工技術により、環境負荷の少ないグリーン工法を実現。

※当社の圧入システム技術は平成13年度「環境賞」を受賞しています。

工法の優位性

傾斜地施工:仮設桟橋が不要(仮設レス)で工期・工費を縮減
水上施工:仮設桟橋が不要(仮設レス)で工期・工費を縮減
近接施工:転倒の危険性がなく、安全性に優れているため時間制限なし

工法比較

  • SCU-600Mの比較例
  • SCU-ECO400Sでの比較例

全国1号機 F201の特徴

U型鋼矢板400〜600mm幅、単独〜硬質地盤圧入に対応

硬質地盤への対応

これまでの先行機による数多くの施工実績が、工法の優位性を証明しています。
パイルオーガによる掘削はあくまで圧入補助として最小限に抑えるので、排土量は少なく、周辺地盤を乱さないため、強い支持力をもった完成杭を急速に構築できます。
また、従来工法では困難とされた傾斜地や水上での施工も可能で、システム施工技術により仮設工事を一掃し、環境負荷を大幅に低減させます。

オフロード法に適合した新パワーユニット

パワーユニットには新世代環境対応型エンジンを搭載しました。高い燃焼効率と独自の油圧制御技術により、徹底した排出ガスのクリーン化を実現し、オフロード法に適合しています。

国土交通省基準値をクリアした超低騒音設

国土交通省の超低騒音基準である音圧レベル(LA)66dB(A)に対し、高いレベルで基準をクリアしています。

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