ノンステージング工法

工法概要

建設工事において仮設をなくすということは、今後の大きな課題であり当事者の責任でもあります。特に水上施工の場合、莫大な仮設工事を必要とし、本体工事以上の労力を費やすケースも珍しくありません。
本工法はこうした問題点を一気に解消した模範工法です。圧入により連続的に打ち込まれ、しっかりと一体化した壁体を構築する本工法は、この壁体の天端をステージの基盤として活用しながら全作業を進めるもので、付帯設備を一切必要としません。この効果によって既存の工法に見られるような仮設により、流路断面を狭めて水上交通の航路を阻害し、また浸水被害の誘因となるようなマイナスは根底から解消されました。
これは問題解決工法であり、全く無理のない原理に基づいた仮設レスな工法です。

ノンステージング工法の特徴

1.仮設レス施工を実現
→施工システムは既設杭上のみで作業出来るため、仮設桟橋を必要としません。(工期・工費の削減)
2.従来工法では施工困難な厳しい条件下での施工を実現
→施工システムのコンパクト化により、水上・傾斜地などの厳しい施工条件下での施工に最適です。
3.環境に配慮した施工を実現
→静荷重圧入方式のため、振動・騒音をほとんどおこさずに施工することができます。また、圧入施工による工事影響範囲を機械幅のみに留めることができるため、周辺環境を保護できます。
4.転倒の危険性がなく、高い安全性を実現
→圧入機本体およびクランプクレーンなどのシステム機器は完成杭をしっかりと掴む機構のため、転倒の危険性がありません。

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